commandboxことはじめ
はじめに
ひょんなことからAdobe Coldfusionを使っている。 commandboxの開発元であるOrtus Solutionsは「Modernize or Die」と謳っており、私は死にたくないのでおとなしく使ってみることにする。
とりあえず組み込みサーバまでの覚書き。
環境
windows 10
commandboxとは
coldfusion用のnpmみたいなイメージ。
ColdFusion SummitのゴールドスポンサーになっているOrtus Solutionsが開発しているツール。
forgeboxからパッケージをインストールしたり、コマンドでテストを実行したり、同社製フレームワークであるcoldboxをインストールしたりするのに使用する。
組み込みサーバを使用することができ、Adobe Coldfusionの任意のバージョンを指定してローカルで起動することができる。
CIを回すためのCLI実行モードなども設定できる模様。
単なる開発環境ではなく、本番環境での運用もDockerでの運用もTravis CI等でのCIもできるとのこと。
commandboxインストール
インストールというほどの作業はない。
ダウンロードしてpathを通すだけ。
- CommandBoxにアクセスしてJRE Includedのzipをダウンロードする。
- 任意のフォルダにzipを展開する。
- pathを通す。
- terminalで「box」を実行する。
組み込みサーバ起動
任意のバージョンの組み込みサーバを起動する。
box> cd [アプリケーションルート] box > server start cfengine=adobe[@coldfusionの任意のバージョン]
バージョンの細かい指定方法については公式ドキュメントを参照。
FORGEBOX: Adobe ColdFusionにあるバージョンを指定すればよさそう。
例
box > server start cfengine=adobe@2018.0.12+328566
Adobe Coldfusionのダウンロードが始まり、数分でサーバが起動する。
確認コマンド
boxでダウンロードしたものを確認する。
box> artifacts list
起動しているサーバを確認する。(boxは複数サーバを複数ポートで起動する。JVMのプロセスがそれぞれ起動するためメモリの使い過ぎに注意。)
box> server list
サーバのwebrootをブラウザで開く。
box> cd [serverのwebroot] box> server open
boxコマンドのヘルプ
box> [コマンド] help
所感
unittestやbdd testのテンプレート生成機能だったりパフォーマンス管理のfusionreactorの利用を推奨していたり、新しいっぽい機能が色々ありそう。
さて、CFAdminはあるんだろか...DB接続情報はどこに?